『日々の映像』

2004年07月16日(金) 平成16年7月新潟・福島豪雨

 三条・見附・中之島水害は「平成16年7月新潟・福島豪雨」と命名された。何しろ河川の決壊・氾濫が69箇所(1級河川の決壊8箇所)というから、命名に値する豪雨であった。被害にあった関係者にお見舞いを申し上げるとともに、この水害の概要をメモしたい。
・人的被害  死者12人 行方不明者3人
・住宅被害  全壊5棟・半壊23棟・床上床下浸水22648棟
・道路の不通 120箇所
・河川の氾濫  69箇所 (1級河川の決壊8箇所)
・がけ崩れ  467箇所
・田畑の冠水 12500ha
 1級河川の五十嵐川・刈谷田川・能代川・稚児清水川・猿橋川は信濃川の支流である。水を信濃川まで運ぶ手前で決壊・氾濫している。五十嵐川の中上流地域は、地質調査をよく行った地域なので地形条件などが頭に入っている。この川は下田村を流れている。120メーターも決壊した三条市曲渕地区は五十嵐川の下流部に当たる。ここが決壊したのだから、600社余りの工場が床上冠水することになった。五十嵐川中上流の山地は新生代の津川層が多く地盤が軟らかい。上記の通りこの河川区域だけでも100箇所前後のがけ崩れがあり、その濁流が住宅地に流れ込んで来たのだ。泥があるから復旧が大変なのである。600社余りが冠水の被害は莫大なものだ。
メモ 地場工場の冠水
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癒しの森328                           2004年7月16日

            人生の終末に付いて

 一昨日「お年寄りのほとんどが、老人ホームに送られるのが現実なのだ。この社会の傾向がよいのかどうかは疑問である」と現在の社会の流れが適切でないような記述をした。この日の癒しの森に関連して3人の方からメールを頂く。共通しているのは、これから祖母・両親の面倒を見なければならない人達であった。

 私がこのテーマで一番感じることは、お年寄り自身が「明確な意思を持つ」ことだと思う。人生の終末は誰にでも来ることであり、自分の終末に対して「このようにしたい」という意思を持つことが重要と思う。このイメージが整理されていないお年寄りがいたら、面倒を見なければならない長男夫婦(出来たら兄弟も)が、お年寄りとよく話し合うことだと思う。そして、自分の身の回りが出来なくなったら、施設に入るよう誘導すべきだと思う。その前に老人ホームを希望すれば、むしろその意思を尊重した方がよいと思う。

 我が家は長男夫婦(今は近くに別居)が戻って来るだけのスペースがある。仮に妻に先立たれて、私も身の回りのことを一人で出来なくなったとしょう。その場合は迷うことなく施設に入るつもりである。自分の人生の終末で、長男夫婦に負担をかけることは良しとしない。最も大切なことは、自分の人生の終末は自分で決ることでないかと思う。人生の終末である老、病、死をどのように迎えられるか、これが人生の総決算なのだ。

 ・誰しもが 老いや病を 避けられず 自ら決めるぞ 今世の終わり
     




」と命名 今後も大雨か
 
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石田ふたみ