『日々の映像』

2004年07月01日(木) イラク占領政策の失敗

 イラクの「主権移譲」「独立」は過去に例を見ない姿だ。どこの国でも、占領から脱した時は、喜びと興奮が満ちあふれる。だが、いまイラクをおおっているのは、テロと混乱の恐れだけである。イラクの現実がこんな状態なのにブッシュ大統領のイスタンブール市内の大学での演説は滑稽である。「イラクの民主主義の台頭は中東全域の改革者に希望をもたらし、テヘランとダマスカスには大きく異なるメッセージを与える」(6月29日・日経から)と言っている。

 イラクの民主化成功が中東改革を後押しし、イラン、シリアに打撃を与えると主張しているのだ。ブッシュ政権の政策で、イラクのインフラはメチャメチャになり10000人以上が死亡した。これからも米軍の犠牲者がどれだけ出るか計り知れない。以下の占領政策の失敗が大きく浮かび上がっている。

1、戦勝国の米国はイラク人の安全を実現できなかった。いまのイラクは、反米テロリストの主戦場となった。占領米軍は旧フセイン軍の武装解除を行えなかった。
2、米国は自由の唱道者としての威信を大きく損なった。世界の人々が記憶する「バグダッドの米国人」のイメージは解放者ではない。刑務所でイラク人収容者に犬の首輪をつけて笑う女性兵士の写真が象徴している。
3、米国支持の国際世論をつくれなかった。米国の世論調査で「イラク戦争は誤り」と答える人が54%と多数派になった。
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癒しの森313                           2004年7月1日

           癒しの森の記述テーマ

昨日書いたように癒しの森700回を目指して書き続けたいと思っている。今日はどんなテーマを書いていくのかを箇条書きで整理したい。

1、人との関係などから癒しを感じることがら
2、自然との接触などから癒しを感じることがら
3、季節の移り変わりに関することがら
4、健康に関連して参考になるようなことがら
5、ジャンルは問わず素晴らしいと思うことがら
6、過去の大文豪・詩人の語録などの紹介
7、良き書物(詩)の読書感想
8、宇宙に関連して、凄いと思うことがら

   ・植え始め 癒しの森も 中ほどに 残る400 勇み綴らん
     


      



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石田ふたみ