『日々の映像』

2004年06月29日(火) イラクに主権移譲 形だけの式典

 米国はイラクの泥沼から抜け出したい姿勢がありありだ。米国主導の連合国暫定当局(CPA)は28日、イラクの主権を急きょ2日前倒しして、正式に暫定政府に移譲した。バグダッド市内でひそかに行われた式典で、CPAのブレマー行政官がマフムード最高裁長官らに文書を手渡し、主権移譲の手続きが完了したとしている。ひそかに隠れるような主権の移譲は、どう見ても形だけのもので暫定政府の多難さを象徴している。

 暫定政府の指導者が、大衆の前に出ることは不可能であろう。米国のかいらい政権「裏切り者」として反政府勢力の暗殺の対象となることは必至なのである。このような治安状況で「イラク人自らの力で自らの国をつくる体制」(小泉首相の談話)が出来るわけがない。本当の意味で主権委譲が終わったのであれば、米軍はイラクから撤退しなければならない。米軍を中心とする多国籍軍なしでは、統治が出来ないのが現実なのだ。イラクに主権移譲といっても形だけのものだ。  
  
 イラク暫定政府のアラウィ首相は27日、フセイン元大統領の扱いについてイラク(暫定)政府に引き渡されるとしている。 これに関連し、パウエル国務長官は同テレビの会見番組で、元大統領に対する法的権限や責任の移譲と「誰が身柄を保護し、逃亡を防ぐかという物理的な拘束の問題は別だ」と指摘し物理的拘束は米軍の手で続けると言っている。よって、この引渡しも、主権委譲と同じく形だけのものだ。
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癒しの森311                           2004年6月29日

        酢(酸味)の効用、血圧を下げる

 江戸時代の貝原益軒が「春苦味 夏は酢の物・・」と言ったように、健康に取って苦味と酸味は不可欠なのである。穀物や果実などの原料に酢酸菌を植えて発酵させると酢ができる。白米を原料にすると米酢、玄米だと黒酢、リンゴはリンゴ酢、ブドウはブドウ酢、柿はかき酢になる。小麦、トウモロコシ、米をブレンドして発酵させたものは穀物酢だ。
 
 酢は体にいいと言うだけでなく血圧を下げる作用も報告されている。ミツカン中央研究所の多山賢二主席研究員によると、血圧が高めの人の血圧を下げる作用が示されたという。 軽症及び中等症の高血圧症の57人を3群に分け、一つの群にはリンゴ酢15ミリリットル、もう一つには30ミリリットルのリンゴ酢を含む飲料を毎日飲んでもらった。1、2カ月後、15ミリリットルの群は最高血圧が平均約11ミリHg、30ミリリットルの群では同約15ミリHg、低下がみられた。リンゴ酢を飲まなかった群は血圧の変動がほとんどなかったという。(6月28日・毎日から)昔から伝わる酢の効用を学び、食生活の中でもっと生かすべきである。
 
 後日記述したいと思っているが、かき酢を100〜150倍に薄めて農薬代わりに使って、完全無農薬を達成しているグループがある。
   
  ・食卓の 苦味と酸味の バランスが 健康決めると 貝原益軒
     


     
    
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石田ふたみ