『日々の映像』

2004年06月28日(月) 北の核問題:6か国協議終わる

 核問題をめぐる6か国協議が終わる。この終了に伴う報道があるが何がなんだか分からない。この交渉は果たして続いていくのだろうか。要するに北朝鮮側の理屈が、その他5ヶ国とくにアメリカが理解できないのだ。むしろ協議を重ねるたびに米朝間のミゾは深まっていくのではないだろうか。 

 6月27日に毎日新聞の万能川柳は「拉致をして帰すのだからコメをくれ」であった。この川柳は、北朝鮮が理屈に通らないことを言っていることを表したものだ。北朝鮮に何時の時点でエネルギー支援を行なうかなどの報道もあるが、これも国民の理解を得るには難しいと思う。

 6月10日韓国紙の中央日報は、「北朝鮮が5月初めにミサイルのエンジン燃焼実験に成功した」と報じている。関係者の話から、長距離弾道ミサイル・テポドン2号(推定射程3500―6000キロ)開発のための可能性が高いという。テポドン2号は北朝鮮が開発している長距離弾道ミサイルである。距離的にはアメリカのアラスカ州に到達する。核に加えてこのような兵器の開発に懸命なのだ。

 このような国に韓国・中国を中心とした国際社会が毎年100万トンを超える食料及びエネルギーの無償援助を行なうこと自体がおかしな話だ。北朝鮮は、食料・エネルギーが不足していたら、長距離弾道ミサイルを開発するお金で、国際社会から購入すれば良いのだ。
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癒しの森310                           2004年6月28日

          室伏広治選手の4回転投法

 陸上のプレフォンテーン・クラシックは19日、米オレゴン州ユージンで行われ、男子ハンマー投げで室伏広治(ミズノ)が82メートル65の今季世界最高で優勝した。
 
 室伏は、1投目に81メートル74の大会記録を出し、3投目に82メートル65をマーク。4−6投目も82メートルを越える安定ぶりで、2位のジェームズ・パーカー(米国)に5メートル近い差をつけた。室伏は今季の3大会はすべて、82メートル台で優勝している。 アテネ五輪での金メダル獲得に向け、室伏は順調な調整ぶりを示している。

 ともかく、ハンマー投げに関しては、国内では無敵なのである。室伏広治選手が日本で何連覇したのかは分からないが、常に頂点にいることは並大抵のことではない。4年ほど前の日々の映像で室伏広治選手が父重信氏を心から尊敬している内容のことを書いた。人として成熟していくには、それが父であれ、他人であれ、歴史上の人物であれ、尊敬する人を持っているかどうかが重要な条件なのだ。
          
   ・父と子で 鍛えし技の 4回転 メダル確実 室伏選手
     


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石田ふたみ