| 2004年06月18日(金) |
ボーナス平均妥結額84万円余で過去最高 |
日本経団連が16日、今夏のボーナス交渉の中間集計を発表した。これによると「大手企業150社の平均妥結額(加重平均)は、前年同期比3・31%増の84万6343円」で2年連続前年実績を上回ったとのこと。 中間集計ベースの妥結額としては、昨年夏の80万9104円を抜いて過去最高なのだ。 製造業の平均は同3・83%増で、なかでも鉄鋼は同24・11%増、電機は同10・34%増と高水準の伸びだった。業績好調の企業が多い自動車の伸び率は同2・11%増と小幅だったが、妥結額が101万9272円と、初めて100万円を突破している。 厚生労働省のまとめによると、連続休暇を予定している企業は87.4%でこれも過去最高になっている。 調査は、東京都内に本社がある東証1部上場企業、各地の主要企業・地場産業から抽出した1330社を対象に実施し、1157社から回答を得たものだ(回答率87%)。連続した休暇日数の平均は5.8日(同6.2日)。また、7日以上の連続休暇の実施を予定している企業は64.7%と、全体の約3分の2に上っている。マスコミの報道はおしなべて悲観論が多いが、一定の活力で日本の社会が動いている。 (参考毎6月16日) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森300 2004年6月18日
高津臣吾投手(35)が光りはじめた
ヤクルトの 高津臣吾投手(現ホワイトソックス)は昨季2勝3敗34セーブで4度目の最優秀救援投手のタイトルを獲得した代表する抑え投手であった。通算記録は260セーブであった。 35歳になった高津臣吾投手がメジャーに挑戦した。「お金も地位も手にした高津。なにを今さら…。そんな周囲の反対を押し切って、世界最高峰の舞台に飛び込んだ」(13日サンケイから)日本のセーブ王も“0”からのスタート。シーズンに入ると、屈辱的な敗戦処理。それでも夢と意地があったのだ。新守護神誕生のチャンスが訪れた。ブレーブスとの試合で、初めて抑えとしてマウンドに上がり、3者凡退に抑えてメジャー初セーブ(3勝)を挙げた。19人連続で出塁を許していない完ぺきなピッチングを続ける高津は、連続試合無失点も「19」に伸ばした。「ミスターゼロ」というニックネームが生まれた高津臣吾投手が光りはじめた。 対戦相手であるブレーブスの首脳陣が、「打つことは不可能な投手」と絶賛したという。そして「ストレートの球速が89マイルと、そんなに速くない球を打てないのは、あのスローカーブのせいだ」とコメント。コックス監督は、「彼は日本でセーブ記録を保持している。ということは、日本の打者は最後まで対応できなかったということだ。彼はいやらしい」と語ったという。「彼はいやらしい」という論評は高津臣吾投手の存在を決定付ける最高の誉め言葉だ。高津投手はクレメンスより6歳も若い、彼と同じ年代まで活躍して欲しいものだ。
・最高の 誉める言葉は 「いやらしい」 ミスターゼロが 光り始めた
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