『日々の映像』

2004年06月04日(金) 小学女子6年生の殺人事件(1)

 学校であってはならないことが起きてしまった。日々の映像を書き始めて8年目に入るが、小学女子6年生の学校内での殺人事件は始めてである。しかも、この殺意の動機がインターネット上で、容姿を傷つけられるような書き込みがあったことが原因というのもいかにも現代的である。

 長崎県佐世保市で、6年生の御手洗怜美(みたらい・さとみ)さん(12)がカッターナイフで首を切り付けられ死亡した事件が発生した。殺害した同級生の女児(11)が動機について、「インターネット上で、自分のことについて怜美さんが書き込んだ内容が面白くなかった。いすに座らせて切った。殺すつもりだった」と供述している。最も恐ろしいことは、「面白くなかった・・・殺すつもりだった」とはっきり供述していることであろう。どう考えても、この女児(11)の心の空間に決定的な何かが欠落している。
 
 ともかく、ショッキングな事件である。イスに座らせ後からカッターナイフで首を切りつける。「首に深さ約10センチもの切り傷があった」(スポニチから)というから、首を半分切り落とされたようなものだ。女児は「悪いことをしました」と涙ぐんだ。しかし、取り乱したりパニックになるようなことはなく、落ち着いて答えたという。この落ち着きこそ、恐怖の対象だろう。
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癒しの森286                           2004年6月4日

         膨大な銀河の数:されどほんの一部

 国立天文台と欧州宇宙機関(ESA)は1日、すばる望遠鏡やエックス線天文衛星などで撮影した、くじら座の中にある約100万個の銀河などの画像を公開した。同天文台や東大、英ダーラム大などの研究チームによるプロジェクトで、「地球から見える月の面積の約7倍の領域」(6月4日・産経から)で100万個もの銀河があるというから、この大宇宙にどれだけの銀河が有るのか分からない。

 これらの銀河が加速度的に膨張しているのだ。この加速させようとする謎のエネルギーはなにか。正体のわからないこのエネルギーは「ダークエネルギー」と名づけられている。さらに最近の観測では宇宙の75%はダークエネルギーが占め、21%がダークマター(暗黒物質)、星や銀河はわずか4%に過ぎないことも分かったという。宇宙のほとんどが「見えない物質」で占められているのだ。目に見える物質(恒星、惑星、星雲)は合計で僅か4%しかない。科学の進歩が、更に宇宙の神秘を立証するような構図だ。

 ・大宇宙 主役は誰かと 尋ねれば まさに神秘な ダークの世界 
     

     



















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石田ふたみ