『日々の映像』

2004年06月03日(木) 三菱自動車の運命は

 三菱自動車欠陥隠しのことを、4月27日と5月22日に書いた。5月22日に「・・・戦前の名門『スリー・ダイヤ』の企業は、もはや老化したよぼよぼ企業なのかもしれない。・・・、企業文化が貧弱さに驚くのみである・・・」と書いたが、その後の報道を見ると、三菱銀行・三菱商事など現在の支援体制での再建は不可能のように思う。
 
 トラック・バスの大型車だけでなく、三菱自動車の人気車種でもリコール隠しが発覚した。メモに表示したがほぼ全車種のリコール隠しであったのだ。「隠ぺい体質」は根深く消費者の不信は深まるばかりだ。三菱自の5月の国内販売台数が、過去10年間で最悪の前年同月比56.3%減と、深刻な販売不振に陥っているのも当然のことである。6月がどうなるか。空前の販売不振に陥ることは必至だ。

 以前もこのような場合の基本認識を書いた。要は、三菱自動車1社が無くなっても社会全体で困るようなことは一つもないのである。信用を失えばこの社会から抹殺されるという自由経済の鉄則を三菱自動車の歴代経営陣はどれだけ認識していたのだろう。あらゆる企業は社会の中で生かされているのだ。この意識に欠ける企業に、淘汰の運命が待っているのだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森285                           2004年6月3日

           緑が燃える山林へ

 青葉が萌えるように延びる6月の山林の風景も美しい。6月3日の山林は盛夏が近いせいか、辺りは草いきれが漂っていた。

 妻と近所の婦人2人の夫人を連れて、新津丘陵へ行く。一人の夫人は山菜取りが嬉しくて、朝早く何度も目を覚ましたとのこと。この日も例年と同じく、奥深い新津丘陵の中心部へ行くと、1週間前に熊が出たので注意を促す看板が立っていた。これでは危険とのことで、山麓の林道沿いで水菜を取ることにした。急傾斜の場所であったが、十分な量の水菜を採集する。

 うどんの薬味に最適なミヨウガが多く自生しているところ、また、清水が流れているところに自生しているセリの場所を見つけるなど、それなりの成果のあった山菜取りであった。
     
 ・6月の 青葉が萌える 山林の 恵みは多く ミヨウガに水菜
     

 
    

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メモ リコール対象車種は次の通り。(ほぼ全車種がリコール対象)
 
RVRスポーツギア(94)▽FTO(95)▽ギャラン(93、96、97)▽シグマ(92、95)▽シャリオ(93)▽ディアマンテ(95)▽デボネア(補用品搭載車)▽デリカ(95)▽パジェロ(97、98)▽パジェロミニ(95)▽ミニカ(94)▽ミニカトッポ(94)▽ミニキャブ(96、97)▽ミラージュ(92、93、96)▽リベロ(92、93、96)▽リベロカーゴ(92)▽ランサー(92、93、95、96)





 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ