『日々の映像』

2004年03月28日(日) 米兵:戦闘・テロの死者400人

 米軍が支配しているバクダック周辺部で武装勢力と激しく交戦があるというから困ったものだ。「米軍およびイラク民間防衛隊は26日、国内2か所で武装勢力と激しく交戦し、米海兵隊員1人を含む13人が死亡した」という。これらの出来事に接すると彼ら武装勢力を支える大地(民衆)が厳然としてあるのだ。

 戦闘のあったファルージャは「スンニ派三角地帯の中でも最も危険な地域のひとつとされ、米軍部隊が市中心部に入り込むことはこの数か月ほとんどなかった」という。すなわち米軍が入り込めない地域があるという事実は、民衆を含めて反米武装勢力といわざるを得ない。

 ロイター通信によると、これで昨年5月1日のイラクでの大規模戦闘終結後の戦闘やテロによる米兵の死者は計285人となり、イラク戦争中の115人と合わせると、計400人になるという。米軍の死者は定期的に大きく報道されるが、米軍に協力するイラク民間防衛隊・警察関係者・テロによる民間人の死者の累計はほとんど報道されない。報道の中立性から言っておかしな話ではないかと思う。西側の報道陣は、米軍の側に立っての報道しかしないのであろうか。
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癒しの森219                             2004年3月28日

            松井凱旋 ヤンキース来日

 なんと夢のあるニュースであろう。ヤンキースの選手一行が、27日未明に羽田着のチャーター機で来日した。ヤ軍の来日は49年ぶりであるという。このような展開になったのは、松井選手一人の貢献なのである。メジャー2年目の松井秀喜外野手(29)にとっては素晴らしい凱旋帰国となった。スーパースター軍団の中で最も注目を集めるのは、3月20日に書いた10年総額2億200万ドル(約267億1200万円)の年俸を誇るアレックス・ロドリゲス内野手(28)である。
  
 松井選手は万全の状態で帰国した。「オープン戦17試合に出場して打率・325、4本塁打、打点は全米単独トップの18打点」(27日・スポニチ)で今年の大活躍を予感させる。
 
 ヤンキースの日本滞在はわずか5日間だが、28、29日に巨人、阪神とオープン戦を行い、いよいよ30日は開幕戦である。この日は日本の松井フアンにとっては、たまらない1日になる。トーリ監督も「松井秀は素晴らしい。米国の新しい文化に自分から飛び込み成長した。日本に帰ってプレーできるのは喜びだろう」と、全幅の信頼を寄せている。癒しの森149(1月18日)で、以下の短歌を書いたが、誉めすぎではなかった。

・いざや見よ 日本の松井の 2年目を ファン湧き立つ 勇姿凛たり
                    (下の句は修正)
     

 


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石田ふたみ