『日々の映像』

2004年03月26日(金) ヤンキースの日本開幕戦のテロ対策

 一人の青年の活躍が、素晴らしい影響と結果を生むものである。ヤンキース対デビルレイズの日本開幕戦が3月30日、東京ドームで行われる。松井秀喜選手はオープン戦で2試合連続4号本塁打を放つなど絶好調で開幕戦を迎える。

 しかし、この喜ぶべき松井秀喜選手の凱旋試合も、テロの危険性を無視できない状態となっている。スペイン・マドリードで11日に起こった列車同時爆破テロ、翌12日に国際テロ組織アルカイダ系を名乗る組織から、日本をテロ標的にする犯行声明が届けられたことで、ヤ軍そして東京ドームの関係者は重大な対応を迫られている。テロ達にとっては、年報10億円以上の選手が並ぶ開幕戦に爆弾テロが実行できれば最高であろう。実に困ったものである。

 テロ対策として「FBI(米連邦捜査局)CIA(米中央情報局)の私服捜査員が同ドーム周辺を厳重警戒する」(18日スポニチ)ことが明らかになった。また、同球場では史上初めて金属探知機を導入、観客のボディー・チェックを行うことも分かった。日米合同捜査網は少なくとも3000人以上で構成されるという史上空前の厳戒態勢で、歴史的一戦の幕を開ける。
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癒しの森217                          2004年3月26日

             アメリカの牛丼

 ハンバーガーは米国の国民食である。この食文化がマクドナルドなどの民間企業によって世界に流布している。日本の国民食となりつつある牛丼がアメリカで健闘している。レギュラーサイズ(並)の牛丼は税込みで約3ドル(約316円)。ハンバーガーと比べ遜色のない量と価格が人気を呼んでいるようだ。

  牛海綿状脳症(BSE)発生に伴う米国産牛肉の輸入禁止で日本のチェーン店から牛丼が消えつつある中、米国では吉野家に行列ができる相変わらずの人気ぶりとのこと。日本でのBSE騒ぎはまるで対岸の火事のようで、日本の牛丼愛好家からは「うらやましい」とのつぶやきがあるという。

 ロサンゼルス中心部の吉野家(約80店舗を展開する)の昼食時には、約50席の店内が満員となり行列もできる。米国では日本風の味付けはすっかり定着している。日本の米価額(国際価額の約3倍)で290円の牛丼を供給している吉野家である。世界にどんどん進出してほしいものだ。メモ 米国産牛肉輸入の部分解禁を検討
             
  ・牛丼が 国民食と 成り得るか たかが牛丼 されど牛丼
     


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メモ 米国産牛肉輸入の部分解禁を検討
 BSE発生に伴う米国産牛肉の輸入禁止をめぐり、民間業者による自主的なBSE検査態勢を新たに設け、検査を済ませた牛肉の安全性を米政府が認証した後、日本が輸入する部分解禁が、暫定的な対策として日米間で検討されていることが、明らかになった。 この方法について、月内にも来日する米農務省高官らとの政府協議で意見交換する可能性が高く、4〜6月をめどに政府間合意を目指す。対日輸出実績は2002年度24万トンだったが、当初解禁される量は年数万トンとなるようだ。

  
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石田ふたみ