2004年03月03日(水) |
米:ビンラディン氏追跡作戦を強化 |
ここのところウサマ・ビンラディン氏の報道が多い。「米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は28日、ブッシュ大統領が国際テロ組織『アルカイダ』の主導者ウサマ・ビンラディン氏の追跡作戦の強化を承認したと報じている。 作戦を実施するのは「タスクフォース121」と呼ばれる部隊。米軍特殊部隊と米中央情報局(CIA)要員の混成で、イラクのフセイン元大統領の拘束作戦にも関与してきた。「拘束されれば再選をめざすブッシュ米大統領への最大の追い風となるだけに、米軍も作戦に本腰を入れ始めた」(2月24日・毎日新聞から)という。 パキスタン軍は24日、「国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏らの発見、拘束を目指し、アフガニスタン国境に近い北西部の「トライバル・エリア」(部族地域)での本格的な掃討作戦を始めた」(2月24日・共同通信から)という。
アフガン側から米軍が「年内には、ビンラディン氏を拘束する」決意で大規模掃討作戦を展開しているのだ。ビンラディン氏が10数キロ四方の範囲に追い込まれているという情報もある。再選を目指すブッシュ氏の雲行きが悪いので、上記毎日の記事の通りビンラディン氏の拘束に本腰を入れ始めたとの見方が妥当なのだろう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 癒しの森194 2004年3月03日 最遠の銀河発見(仏研究チーム)
地球から約132億3000万光年離れ、これまで見つかったものとしては最も遠い銀河を発見したと、フランスなどの研究チームが発表した。何しろ、 地球から約132億3000万光年離れ、これまで見つかったものとしては最も遠い銀河であるという。毎秒300000キロの光のスピードで132億3000万年もかかる先というから、想像すら出来ない先である。ここまで来ると天文学というより哲学の世界のようだ。 研究チームは「宇宙は137億年前にできたと考えられており、宇宙誕生から4億7000万年後の、生まれたての銀河の姿をとらえた」(1月19日・産経)としている。この銀河は太陽系が属する天の川銀河の1万分の1程度であるという。それでも「太陽のような恒星約1000万個」(同)から出来ているというのだ。 前記の「太陽系が属する天の川銀河」の正式名称は「太陽系が属する銀河系」である。132億3000万光年先の銀河は、我らの銀河系の1万分に1しかないと言っても、太陽のような燃える恒星が約1000万個もあるのだ。今までも書いてきたが、これからも銀河系のスケールに関することを書いていきたいと思っている。 ・光速で 132億年の かなたまで 重力レンズで 測る知恵まで
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