『日々の映像』

2004年03月01日(月) 死んだ鳥13万37000羽(2月29日現在)

 業者の認識の甘さと。通報の遅れが一つの恐怖となって全国を駆け巡っている。これだけ報道されているのに、兵庫県の浅田農産の浅田秀明社長(41)は、鳥インフルエンザを隠し通せるとでも思っていたのだろうか。 
 
 なにしろ、死亡が確認されてから、生きた鳥15000羽を出荷したというから、その認識の甘さに愕然とする。これによって鳥インフルエンザが“飛び火”した。「岡山県内から26、27日に同社に出荷されたうちの10羽からも陽性反応を確認。岡山からの鶏は、京都の農場で大量死が始まった後に持ち込まれたもので、京都の鶏の近くのコンテナに入れていたため感染したとみられる」(毎日新聞)この飛び火がどれだけ広がっていくのだろう。

 視察に訪れた山田啓二知事は「鶏舎には生きた鶏と死んだ鶏が混在し、言葉では言い表せないほどひどい状態」(スポニチ)と指摘している。29日にも約6万5000羽の死亡を確認した。これで死んだ鶏は20日以降、合計約13万3000羽に達した。

 京都府は29日午前10時、浅田秀明社長に、約19万羽すべての殺処分を命令した。白い防疫服を着た府南丹家畜保健衛生所の所員ら約20人が同農場に入り、浅田社長に命令書を手渡した。京都府は、この日は同衛生所や府園部地方振興局ら約80人体制で作業を行うという。なにしろ、20万羽を手作業で集めるだけでも大変な作業である。人への感染が危惧される。
―――――――――――――――――――――――――――――――
癒しの森192                           2004年3月01日
          米探査機カッシーニ土星に近づく
 
 2月27日9つの惑星の大きさを書いた。地球のが外周を廻っている木星、土星は地球から比べるとけてはずれに大きい。
 
 地球 直径  12103キロ  1・・・・・・・・・・・太陽からの距離
 木星 直径 142984キロ  11.8倍・・・・・・太陽からの距離
 土星 直径 120536キロ  10倍・・・・・・・・・太陽からの距離

 この3つの惑星を同じ大きさの比率で見ると、木星、土星がいかにも大きい。地球にとって、この木星・金星はとてつもなく大切な存在なのである。以前読んだ本でこのような要旨がかいてあった。「太陽系外から流れてくる小天体を木星・土星が受け止めた」というのだ。補足するまでも無いが、この二つの星が地球を守る働きをして来たのだ。

 2月27日、米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は、土星に接近中の米探査機の写真を公表した。撮影した時点の土星との距離は6940万キロまで接近している。このリングの入った土星の画像は実に鮮明で美しい。直径が地球の10倍の土星が、10.6時間という猛スピードで自転をしているのである。いつも思うことであるがこの神秘のエネルギーの源は・・・である。

    ・太陽の 外側廻る 惑星は 遠くはなれて 地球守る 
     


―――――――――――――――――――――――――――――――
メモ 浅田農産
 1960年、兵庫県佐用町で創業。姫路市の本社工場のほか、佐用町、同県和田山町、京都府、岡山県に農場を持つ。175万羽の鶏を保有、独立系では業界トップクラスの規模。73年に法人化し、74年に本社を現在の姫路市豊富町に移した。
 79年に販売部門を独立させ「アサダエッグセンター」を設立。コープこうべやイオン、ダイエーなどに鶏卵を出荷。2003年6月期の売り上げは約55億5千万円。(2月27日・京都新聞から)



 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ