『日々の映像』

2004年02月21日(土) ブッシュ大統領が再選されるか

 世界で最も政治的な影響力を与えているのがアメリカ大統領である。誰が大統領になるかは世界の重大な関心事である。この答えは11月2日の大統領選で明らかになる。

 ブッシュ米大統領の支持率が急落している。ベトナム戦争時代に兵役を全うしなかったという疑惑が収まらず「信頼性が問われている」((2月14日朝日)との指摘まで出る始末だ。再選をめざすブッシュ大統領にとっては、この問題が致命傷ともなりかねない。

 問題となっている疑惑は、ブッシュ氏が72年にアラバマ州空軍に在籍した当時、勤務をさぼったのではないかというものだ。民主党側が「無断離隊者(AWOL)」と断じ、ベトナム戦争の英雄だったケリー氏との違いが際立っている。

 米世論調査によると米大統領選の民主党候補者指名を争うケリー上院議員とブッシュ大統領と1対1の選挙戦になったと想定した場合、ケリー氏がブッシュ大統領を大きく上回ることが分かった。ケリー氏対ブッシュ氏の場合は55%対43%と10ポイント以上の差をつけている。(2月19日朝日から)
 民主党の大統領候補は正式には決まっていないが、今のところ7月26日の民主党大会でケリー上院議員が指名されることは確実だ。アメリカの秋の陣の結果如何でイラク戦の後始末の仕方などの根本が変わってくる。
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癒しの森183                           2004年2月21日
   
        天才の通信簿(5)田中耕一さん      

 ノーベル賞を受賞した田中耕一さんの高校時代の資料はない。東北大学時代外国語の単位を取れず1年留年している。私の知る範囲では、大学時代は目立った存在ではなかった。ノーベル賞を受賞するとは、誰も予測し得なかっただろう。2003年2月6日の小泉メールマガジンに田中耕一さんの特別寄稿があった。今日は寄稿の最後の部分を引用したい。

「誤解のないようにしたいのですが、自由だ、長所だ、失敗OKだ、といっても、自分が社会や企業のために貢献できる能力を磨き続けること、そして、たゆまず挑戦し続けることは必要です。既成の枠をはずした中で夢を描く。しかし、その実現のためには愚直にできることを一歩づつということになるのでしょう。私の研究が世界に認められて今回の賞をいただけたのは、本当に幸運だと思っています。日本には、私よりすばらしい研究や開発をされている技術者が沢山いらっしゃいます。私の受賞を契機にして、それらの方々に光が当たるように願っています。たとえ光が当たらなくとも、地道な研究・開発を続けておられることを決して忘れてはならないし、それによって日本の製造業の未来が支えられるのだと思います」(補足省略)

  ・能力を 磨き続けて 夢描き 愚直なまでに 今日の一歩を
     



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石田ふたみ