『日々の映像』

2004年02月07日(土) 次期衆院選:候補者の公募 

 小選挙区比例代表制の選挙制度になってから、政党は大きく変わってきていると思う。この制度であると、投票数の過半数近くの得票が必要で、一部勢力の利益代表では当選が不可能になって来たのだ。

 民主党は、次期衆院選に向けた候補者公募を始める。「今月末に締め切り、3月中旬に選考する予定」(2月3日毎日から)であるという。希望によっては今夏の参院選への擁立も検討の対象となる。

 力点を置くのは女性候補発掘であるという。昨年の衆院選で実施した公募では、「416人が応募し、論文審査と面接で46人が合格。このうち9人が立候補し3人が当選した」という実績がある。00年衆院選での当選者を合わせると、公募出身の同党衆院議員は7人となる。

 自民党も新しい時代の人材発掘に動き出している。「自民党は、新井正則前衆院議員の辞職に伴う衆院埼玉8区補選(4月25日投票)について、党本部主導で公認候補を公募することを決めた」(2月3日毎日から)牛歩のスピードかもしれないが、日本の立法府は良い方向に動き出していると思う。
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癒しの森168                           2004年2月7日
          天 才 の 通 信 簿

 昨日書いた天才の通信簿を日々の映像から引用し多少の補足を加えたい。

「文部省の教育審議会は、高校2年から大学進学、いわゆる飛び入学の該当者を規定した。当面は、物理と数学の分野に限定してとのこと。これらのことに関連して毎日新聞の余録で『この制度が狙い通りに機能するかというと、どうも簡単ではなさそうだ。天才たちの学生時代を追った[天才の通信簿](プラウダ)によると、アインシュタイン・ワグナー(ドイツの作曲家)はほとんど落第生。チャーチル・ヘッセ(ドイツの詩人、小説家)は絶望的な学校嫌い。ダーウィン・ガンジー・ドストエフスキー(ロシアの作家)等は学校では可もなく不可もなく・・・・・・進化論のダーウィンが高校を卒業したとき、余りの平々凡々ぶりに将来を期待した人は、父母を含めて皆無であったという』とあった。毎日新聞の余録では、若い人の能力、将来の可能性の評価が難しい。むしろ才能を見抜く側こそ重要ではないかとの指摘であった。ともかく、天才の通信簿は高校時代の成績のみで、若い人を判断できない典型的な事例だろう。」(1997年7月6日の日々の映像から)

 20世紀のアインシュタインといえば、天才の異名になっている。ここでは詳しくは省略するが、子供時代は自閉症であったのだ。

  ・能力を 見抜く人こそ 大事なり 知的な出会いで 大樹に育たん
     

 
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石田ふたみ