『日々の映像』

2004年02月05日(木) クルド人自治区の自爆テロで300人余りの死傷者

 クルド人推定3000万人のことは、年に2〜3回報道される。クルド人は中東のトルコ、イラン、イラクに居住するインド・ヨーロッパ系の民族である。アラブ、ペルシャ、トルコに次ぐ中東で4番目に多くの人口を持つ民族である。しかし、これだけの人口を持ちながら独自の国家を持っていない。

 イラン・イラク戦争の1988年化学兵器攻撃(サリン)では、5000人の死者を出すという悲劇を生んでいる(ハラブジャ事件)。それ以後も、イラク軍による攻撃などで苦しんできた民族である

 イラク北部のクルド人自治区で相次いで爆発があり「AP通信は少なくとも57人が死亡、230人以上が負傷したと報じた。また、現地のクルド人組織幹部は100人以上死亡した可能性があると語ったとも報じている」(2月1日毎日)犠牲者の中には地元の知事、副知事らの地方行政幹部らが含まれているという。中東で起こるテロは、低次元の思想に基づくただの殺し合いだ。思想とは「ものの見方・捉え方」である。ものの見方が低次元であれと、限りない悲劇を産み続けるのだ。
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 癒しの森167                           2004年2月5日
          日本のサムライ ボローニャの中田

 連日のようにボローニャの中田を讃嘆する記事が溢れている。なにしろ「別のナカタ、別のボローニャ」とはコリエレ・デロ・スポルト紙。両紙ともチーム最高評価。「技術だけでなく、ああいうタックルを見逃してはいけない。中田はサッカー選手である以上に、一流のアスリートだ」などの讃嘆の声である。

 ともかく中田のプレーや表情に、パルマ時代にはなかった生気がみなぎっている。中田英寿(27)の、移籍後の会見に誰しもが驚いたことだろう。インタビューで10数回も中田の笑顔、笑顔―。

 中田の活躍の背景に「マッツォーネ監督の絶大な信頼を受け、それに答えようとするパルマ時代とは違った状況が、田中から好プレーを引き出している」との解説だ。マッツォーネ監督は、中田選手のことを「「選手としても人間としてもチャンピオン」と讃えている。マッツォーネ監督と中田の関係は、ヤンキースのトーリー監督と松井秀喜の関係に類似しているように思う。

   ・絶大な 信頼ありて 冴え渡る 讃嘆溢れる 中田のプレーに 
     


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石田ふたみ