2004年01月28日(水) |
若い女性の「やせ」深刻化 |
栄養や体形の正しい知識を持つことが重要だと思う。しかし、様々な報道によると、いとも単純なデーターが余り理解されていないようである。厚生労働省の国民栄養調査によると「実際には体形が「やせ」である10代の女性のうち41%がもっと体重を減らそうとしていることが24日分かった」(12月24日・共同通信から)という。 この調査は昨年11月、全国の男女1万1500人を対象に実施。このうち15歳以上の約9900人について体重管理状況などを質問し、実際の身長、体重から「肥満」「正常」「やせ」と体形を分類して意識とのギャップを分析したものだ。(共同通信)
厚労省生活習慣病対策室の担当者は「若い女性のやせ過ぎは月経不順や不妊につながる。若いころから健康的な体重を保つよう心掛けて」と呼び掛けている。 例として身長158センチの若い女性の標準体重と痩せを見てみよう。 標準体重 1.58×1.58×22=54キロ やせ体重 1.58×1.58×17.6=44キロ以下
上記の通り実際には体形が「やせ」の44キロ以下なのに、10代の女性の41%がもっと体重を減らそうとしているから恐ろしい感じだ。こんなやせ女性の骨はどうなっているのだろう。骨粗しょう症になる確率はかなり高いと思う。ある一定の年齢に達すると、くしゃみをしただけで、骨折するような事態になる惧れもある。 ――――――――――――――――――――――――――――――― 癒しの森159 2004年1月28日 ストレスと体重 ストレスの概念ほど難しいものはないと思う。例えば、アメリカ社会を自己責任を求めるストレス社会と見る人もいれば、成功のチャンスが溢れている希望の天地と捉える人もいる。後者の人は、アメリカ社会に生きることに、さしたるストレスは感じないと思う。ストレスと言っても、人により感じ方が根本的に異なるのである。 自分が感じているストレスを、友人Bさんが同じように感じることはないのだ。ここで対話の重要性があると思う。詳しくは省略するが、ストレスを乗り越える最大の良薬は、良き友人・先輩との対話であると思う。前記で体重のことを書いたので、ここではストレスと体重のことを書きたい。 厚生労働省の国民栄養調査によると「ストレスを感じると、女性は男性より太りやすい」という。ストレスは女性を「やけ食い」に走らせるというのだ。ストレスを感じたら、友人と対話することが一番だと思う。「やけ食い」「ストレス食い」は友人が少ないせいではないだろうか。 ・ストレスの やけ食いやめて 友人と 対話の力で さあ乗り越えて --------------------------------------------------------------------------- メモ 日本肥満学会では、BMI={体重(kg)÷身長(m)2}=22を標準としている。したがって、標準体重は、身長(m)2×22で求めることができる。 例:身長160cm(1.6m)の人は、1.6×1.6×22=56.32 で56.32kgが標準体重となる。 また、一般にBMIが18.5未満の人を低体重と定義し、若い女性の場合では、標準体重の80%以下(BMIが17.6以下)を”やせ”と定義している
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