『日々の映像』

2004年01月27日(火) 鳥インフルエンザのイロハ

 タイで鳥インフルエンザ(H5N1)に感染した患者二人が確認されたのに伴い、日本は22日輸入の一時停止措置をとった。24日の報道によれば、ベトナムでの人への感染確認はこれで7人となり、このうち6人が死亡している。カンボジアでも鶏への感染が確認されており、今後も東南アジア各地で感染者が増える様相となってきた。
 鳥インフルエンザとは何か、1月17日(土)NHK子供ニュースでイロハを説明をしていた。ここではこれを参考にして箇条書きで記述しよう。
1、ウイルスというのは、1ミリの1万分の1というとっても小さなもので、電子顕微鏡という特別な顕微鏡でないと見えない。
2、ウイルスは、自分で仲間を増やすことができない。ウイルスは、自分の体についているギザギザ(突起)でニワトリの細胞にとりつき、細胞の中に入り込んで、とりついた細胞に、自分の仲間のコピーをつくる。
3、自分の仲間を大量に増やすと、やがて細胞をこわして、別の細胞にとりつくために散らばっていく。仲間をつくるスピードは速く、1個のウイルスが、24時間で100万個にもなってしまう。ウイルスに細胞をこわされるため、ニワトリは病気になって死ぬ。。
4、人間から人間にうつった例はありません。しかし、人間にうつったウイルスが、万が一人間の体の中で、ほかの人間にうつる力を持ってしまったら大変なので、専門家が心配している。
5、鳥インフルエンザは、豚にもうつる。人間のインフルエンザも、豚にうつる。両方のウイルスが、豚の体内で交じり合って、別のウイルスが生まれる可能性がある。以前には、こうして生まれたウイルスがあったと考えられている。もし、新しいインフルエンザウイルスが生まれると、これまでに人間がかかったことがないので、人間の間で広がり始めたら、大勢の犠牲者が出る恐れがある。それが心配されるので、大きなニュースになっている。
6、インフルエンザウイルスが持っているギザギザには脂肪があるので、石鹸で洗えば、ギザギザをとってしまうことができます。ですから、外から帰ってきたら、石鹸で手を洗ったり、うがいをしたりすることが大切なのです。
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癒しの森158                           2004年1月27日
           佐々木投手が帰ってくる
米大リーグ、マリナーズの佐々木主浩投手(35)は、マリナーズを退団して今季から日本球界に復帰したい意向を明らかにした。 佐々木は会見で契約をあと1年残して退団を決意した背景について、「家族と暮らせる環境下でプレーしたい」との意向なのだ。更に「子供たちに『パパ、日本に残って』と言われ、その気持ちを一番大切にしたかった。・・・・お金より大事なことがあるし、子供の学校とか難しい面もあった」(スポニチから)と説明していた。
 マリナーズのイチロー選手は「佐々木さんは日本人のメジャーリーガーとしても大きな存在で、よく力になっていただいた。一緒にプレーした3年間は野球人生の中でもすごい経験だと思う。3年間で離れることは、驚いているのと同時に寂しい気持ちでもある」(共同通信から)
 人は何らかの価値観で行動する存在であると思う。佐々木主冶投手が言うように「お金より大事なことがある」確かにその通りだと思う。我々庶民の立場で言えば、日常生活の中で文化的なものを身に付けるかどうかが大切である。
     ・お金より 大事なことが 宿る人 晩年彩る 文化の香り
     


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メモ 鳥インフルエンザによる死亡例

97年初めて人への感染を香港で確認(H5型)。18人の感染者のうち6人死亡。感染拡大防止のため香港全域の鶏約150万羽を処分

99年4月別の型(H9型)の人への感染を香港で確認。ウイルス分離に成功

01年5月香港でH5型感染による鶏大量死。約120万羽を処分

03年2月中国南部に里帰りした香港の男性ら2人がH5型で死亡

03年4月オランダ人獣医師が感染死亡(H7型)5月ドイツで鶏3万羽感染

03年12月韓国中部でH5型による鶏の大量死。185万羽を処分

04年1月ベトナムで鶏が大量死(H5型)6人死亡

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石田ふたみ