2003年12月19日(金) |
ホンダ、ビジネスジェット機の飛行試験を開始 |
ホンダのことは、日々の映像5〜6回記述して来たので、この企業の概要は知っているつもりでいたが、まさか小型ジェットの飛行試験をやるところまで来ているとは思いもよらなかった。以下は、ホンダのホームページから、多少の要点を記述したい。 ホンダは小型ビジネスジェット実験機「HondaJet」を自社開発し、自社製ジェットエンジンHF118を搭載して、今月、米国ノースカロライナ州の空港にてフライト試験を開始したというのだ。 自動車メーカーが、自社製エンジンと自社製機体の組み合わせで飛行機を完成させた例がない。このジェットの完成で、ロボットと合わせて本田の企業イメージを桁外れに上昇させると思う。 少しだけ技術的な説明を引用しよう「独自開発した乱流発生を抑える層流翼設計と合わせ、空気抵抗を大きく低減。さらに胴体の先端形状を工夫し層流を実現させるなど、随所に抵抗低減の技術が盛り込まれている。Honda製ターボファンエンジンHF118の低燃費性能と合わせ、燃費は従来機に対し約4割向上している」という。ともかくホンダは、世界に誇れる企業文化を持っているのだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 癒しの森120 2003年12月19日 ベートーベンの「第九」EUの国家に 12月7日ベートーベンの弦楽四重奏曲の手書きの楽譜が競売にかけられ118万ポンド(約2億1900万円)で落札したことを書いた。 12月になると日本各地で第九「歓喜の歌」が演奏される。ベートーベンについては、私なりの想いがあるので機会をみて少々書きたいと思っている。 欧州連合(EU)首脳会議で、ベートーベン作曲「交響曲第九番」の最終楽章で歌われる「歓喜の歌」をEUの“国歌”とすることが欧州憲法案に盛り込まれることになった。これだけ世界で愛されている歓喜の歌がEUの“国歌”となるのだから素晴らしいことだ。 「歓喜の歌」は、ここで言うまでもなく 苦悩・苦難の闇えを突き破るという意味合いが込められている。 「歓喜の歌」を欧州の“国歌”にというアイデアは、「オーストリアの政治家で欧州運動の創始者、クーデンホーフ・カレルギー氏が60年代に提案。70年代には既に『欧州の歌』」として歌われてきたという。 歓喜の歌は、シラー(1759〜1805)の詩がベースだが実に格調の高い詩である。ここで最後の数行を引用したい。
兄弟たちよ、星の輝く天幕の彼方に 愛に満ちた父がいるに違いない あなたたちはひざまづくのか、何百万の人々よ? おまえは、創造主を感じるか、世界よ? 彼を星の輝く天幕の彼方に探せ! 星の彼方に彼はいるに違いない
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