『日々の映像』

2003年12月08日(月) 苦しい決断 

 小泉政権のイラクへの自衛隊派遣の決定が大詰めを迎えようとしている。日本がこれほど重大な対外決定を迫られたことは久しくなかったと思う。どのような決定になっても、国内に強い賛否両論が渦巻く難しい問題なのだ。
 
 具体的には イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣の前提となる基本計画を9日に閣議決定する方向で最終調整に入ったようだ。流れとしては月内に先遣隊、年明けに輸送部隊をそれぞれ派遣し、1月中旬に自衛隊の本隊派遣を目指す。派遣部隊は、陸上、海上、航空の3自衛隊で計1100人規模であるという。
 
 日米同盟が国家の基本と考える人たちは、自衛隊の派遣は当然のこととするだろう。日米同盟というなら、米国の政策に大きく異を唱えることがあっても良いと思うが、今までそのようなことがあったという記憶はない。日本独自の外交理念がなく、対米追従との批判も当然のように思うことがある。
テロを軍隊で殲滅しようとの思考に根本的な誤りがあると思う。現実は殲滅どころか、テロ集団が拡散しているように思う。
 
 2001年9月11日の米同時多発テロを受け、同年12月に米英軍はタリバン政権を崩壊させた。しかし、地下に潜んでいるタリバン残党とアルカイダ残存勢力によると見られる破壊工作が激しさを増している。派遣される自衛隊に大きな人的被害が出るとすれば、この勢力からのテロ攻撃だ。
     


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癒しの森110                         2003年12月8日
           田村亮子さん入籍

 12月2日 シドニー五輪女子柔道48キロ級金メダリストの田村亮子選手(28)とプロ野球オリックスの谷佳知外野手(30)が1日、兵庫県西宮市役所に婚姻届を提出した。満面笑みの亮子さんが大きく報道されていた。

 亮子さんは「妻の欄に名前を書き、お嫁さんになるんだ、と実感がわいてきた」(スポニチから)と喜びをかみしめていたという。夫の谷選手は「これから2人で築きあげていくんだと感じている」と語っている。 2人の結婚式は11日にフランスのパリで行われ、新婚旅行を兼ねてイタリアなどヨーロッパ各地を訪れ、帰国後の20日には東京都内で披露宴を行う。
  
 婚姻届を提出した田村選手は市民から「奥さん」と呼び掛けられると、顔を真っ赤にして、しきりに谷選手の方を見ながら「慣れてないんで」と照れ笑いをしていたという。顔を真っ赤にする・・・・なんと初々しい。

 亮子さんは競技者としても気分を新たに「これからは谷亮子として頑張ります」ときっぱりと宣言している。新婚1年目の抱負は「来年は1月1日に始動して、アテネ五輪で金メダルをぜひ取りたい」と力強く話している。このような人の存在は、野球の松井秀喜選手と同じくどれだけ社会を明るくし、青少年に計り知れない好影響を与えると思う。

 ・柔ちゃん 門出を飾る 届出に 誰しも送る 笑顔のエール

(全文は癒しの森に記述してあり、ここではダイジェクト版になっている)
     
                                         
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石田ふたみ