| 2003年12月09日(火) |
イラクでの米軍の死者 |
ブッシュ米大統領は11月25日国外に展開している米軍部隊の構成や基地の再編に向けて12月上旬から北大西洋条約機構(NATO)や日韓両国など同盟国との本格的協議に臨むとの声明を発表した。これは米軍を10万人もイラクに配置し続けることが困難との背景があるように思う。 AP通信によると、イラクで今月死亡した米兵の数は75人に上り、3月20日の開戦、開戦以降の米兵死者数は非戦闘員も含め436人。英兵52人やイタリア兵17人など他の連合国軍も含めると占領軍兵士の犠牲者は500人を超えているのである。 「誰も行きたくない」。イラクでの外交官の悲報に、派遣準備を進める防衛庁や陸上、航空両自衛隊の隊員らに危機感が広がっている。これは心情として十分に理解できるところである。敵が何処にいるか、いつ狙撃されるか分からない条件で治安の任務に就けば、精神的におかしくなる隊員も出ると思う。 すっぱ抜きで知られるフランスの週刊紙カナール・アンシェネによると、任務を勝手に離れる兵士が相次ぎ、5月の「大規模戦闘終結宣言」以降では約1700人にのぼるという。「イラクで米軍を悩ますのは襲撃による死者の増加だけではない」と同紙は指摘している。駐米仏高官が入手した別の情報では、「精神的な問題に陥って治療のため本国に戻された米兵が別に7000人いる」とも伝えている。 およそ10人に1人はおかしくなっているのだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 癒しの森111 2003年12月9日 坂本冬美さんの復活
NHK朝のホットモーニングに、歌手の坂本冬美さんが出演していた。1年間休養したことは知っていたが、これだけの一流演歌歌手でも想像を絶する葛藤があったとは知らなかった。昨年3月。心身のバランスを失うなど体調不良を理由に表舞台から突然姿を消した。
復帰を考え始めたのは昨夏ごろ。テレビでベテラン歌手の二葉百合子(71)さんが歌う姿を見て感激し先生に手紙を出す。二葉百合子さんとの出会いが坂本さんを救ったのだ。二人は3日間毎日7時間も話し合ったという。坂本冬美さんは、この話し合いで再起へのイメージが固まったようだ。
驚いたのはそれからである。浪曲で6ヶ月間発声のトレーニングをして、声の調子も戻り、今年4月1日さいたま市民文化センターのNHK「歌謡コンサート」公開生放送に出演し正式に復帰を決めた。プロ中のプロの歌に対する真面目な姿勢に驚きと感動を覚えた。以前にもましてこの人のフアンになった。
・真剣に 悩む姿勢に 詩(うた)があり 師との出会いで 復帰を決める
(全文は癒しの森に記述してあり、ここではダイジェクト版になっている)
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