2003年03月25日(火) |
イラク戦争・青少年と子供たち |
米軍の攻撃は「衝撃と畏怖(いふ)」と名づけられた大規模空爆である。23日に書いた大型衝撃波弾は、どれほどの衝撃と畏怖をバクダット市民、青少年、子供たちに与えているのだろう。「攻撃を受けた政府関連施設の多くは、このホテルから数キロしか離れていない。
ミサイルや爆弾が着弾するつど、「ズーン」という腹に響く轟音がし、建物全体が激しく揺れた。息を継ぐ間もない爆発の連続に、子供達は不安そうな表情を浮かべ震えていた。よほど恐ろしいのか、泣き声もでない」(25日・毎日、和田記者のリポート、身を寄せ合うバグダットの子供たちから)
堅牢に出来ているホテルの地下が、数キロ先の爆発の衝撃波で「建物全体が激しく揺れた」と言うから、想像も出来ない衝撃と畏怖である。米軍の攻撃名は轟音と衝撃波で畏怖して戦意を失うだろうとの予測で付けられたものだ。
連日、決定的な反米感情をもつ青少年を増殖させている。この戦争、どれだけの悲劇を積み上げるか分からない。首都防衛の民兵組織は、10代の少年少女なのだ。「メンバーはフセイン大統領への忠誠の強い地域から集められた16歳以上の男女で、総員3万から四万人」(23日・読売から)という。自爆テロが出来るほど、洗脳されているのだろう。
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