『日々の映像』

2003年03月19日(水) イラク攻撃・攻撃前夜の静けさ 

 今日は歴史の1ページの日だ。なにしろ明日午前10時からイラク攻撃が始まる。今の時間は午後9時を示している。インターネットを開いても意外とイラク攻撃関係のニュースが少ない。それでも、次のニユースは記憶に残す意味があるだろう。

 その1つは、自爆テロ訓練施設だ。有名になったアルジャジーラの衛星テレビによると「フセイン大統領はすでに、バグダッド郊外に自爆テロのための訓練施設を設立し、アラブ諸国から集まったイスラム教徒の自爆テロ志願者が殉教者になるための訓練を受けている」(18日、毎日から)という。国家の権力者が宗教的なジハード意識を利用しょうとしているのだ。イラクに侵攻する米軍は、イスラエルと同じように自爆テロの標的になるだろう。

 二つ目のニユースはフランスの動きだ。シラク大統領は、イラク戦反対の姿勢を明確にして来た。そのため支持率が、過去30年間で最高の67%に達した。(17日・ヤフーから)しかし、イラクが化学・生物兵器を使えば話は別だという。「イラクが化学・生物兵器を使用すれば、フランスも参戦する可能性があることを明らかにした」(19日・読売から)米軍が最も恐れている化学・生物兵器、イラクがこれを使うようであれば、参戦の大義名分が立つのだろう。フランスの声明は、この兵器を使わせないとする抑止力になるだろうか。

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石田ふたみ