2003年03月18日(火) |
イラク攻撃・フセイン大統領に最後通告 |
17日の応酬は、次の言葉だった。ブッシュ大統領いわく「フセイン大統領は史上最も残虐な独裁者の1人であり世界最悪の兵器で武装している」と断じた。フセイン大統領いわく「だれが米国を不公正な裁判官に任命したのか。イラクを攻撃すれば、あらゆる岩の下、木や壁の陰で、殉教者として死ぬ覚悟のできたイラク兵に出会うだろう。米国が束になっても、イラク国民から土地、自由、独立、主権を奪うことはできない」と強調した。これでは既に戦争をしていると同じである。
ブッシュ大統領は日本時間午前10時全米テレビ演説を行なった。「フセイン大統領とその息子らに対し48時間以内に国を離れ亡命しなければ武力行使に踏み切る」と宣言した。そしてイラク国民に対して「暴君はまもなく去る。開放の日は近い」と呼びかける。この宣言に対してフセイン大統領は最後通告を拒否し、「ブッシュ大統領こそ辞任すべきだ」非難した。 イランのサブリ外相は米国の最後通告について「唯一の道は、世界第1の戦争屋、米国を笑い者にさせ、国際社会から孤立させ、民衆の敵ナンバーワンにした張本人ブッシュ大統領の辞任である」と徹底抗戦の構えだ。これだけ見解に相違点があるのだから、もはや戦争は避けられない。20日の午前10時から、精密誘導爆弾やミサイルの空爆が始まる。
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