2003年03月16日(日) |
美白成分(コウジ酸)入り化粧品販売停止 |
最近、厚生省発の新たな改革の動きが多い。コウジ酸の食品添加物としての使用禁止(昨年12月)医療事故の報告義務化(2月)初の病院格付け会社設立(3月)コウジ酸入り化粧品の製造中止指示(3月)などである。ここでは、コウジ酸について少々記述したい。
厚生省が1度承認した薬品の人的被害が明らかでないのに、使用を禁止又は製造中止指示を出すことは、今までにない動きだ。「コウジ酸は88年に医薬部外品として承認され、化粧品の成分や食品の変色防止剤」(7日・毎日から)として広く使われてきた。食品の変色防止剤としての使用は、肝臓への発ガン性が推定されたため昨年12月使用禁止となった。
問題は美白をうたったコウジ酸入りの化粧水・クリームが180品目も登録されている。「厚生労働省は7日、日焼けによるしみ、そばかすを防ぐ効果があるコウジ酸を含む化粧品の製造・輸入を中止することを決めた」(同)製造の中止を求めるが、今ある在庫を売ってはいけませんとは言っていない。明らかに、この決定は供給者側に立っている。
この180品目の化粧品を厚生省のホームページで調べてみた。三省堂製薬51品目・コーセー39品目・コスメロール29品目・アルビオン21品目・サンブロダクツ19品目・テクノラボ11品目・ノエビア8品目・山之内製薬・エーザイと続く。(細部省略)
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