2003年03月11日(火) |
民間出身の小学校長自殺 |
自殺した人に唾をするような文章になるかも知れない。広島県で私立の小学校の校長が自殺した。それも「校舎の非常階段の手すりにロープを掛けて首を吊っていた」(9日・毎日から)というから、教育上も実に迷惑な話だ。子供達にとっては、校長先生といえば大きな存在で、その先生が非常階段で首を吊って死んでいたのだからショックも大きい。
この校長は昨年4月、銀行員から転身した校長であった。少々行き詰ると、それも学校で自殺する程度の人だったのだ。この程度の人を採用した、広島県教育委員会の責任はどうなるのだ。ヤツ当たりを、自殺した校長に向けよう。校長(慶徳和宏・56)は、「自分の教育理念通りの学校運営ができず、悩みを周囲に漏らしていた」(同)という。人類の永遠のテーマと言われるほど難しい教育に対して「自分の教育理念」などと口走る程度の人は3流の人物と言わねばならない。
日々の映像を書き始めた当初、「読書」「尊敬する人」という視点で、教育の各論に相当する記述を多くした。短絡的な結びとなるが、教育者に限らず尊敬する人を持ってない人は、まず3流と言っても言い過ぎでないと思う。自殺した校長は、この道で活躍した古今東西の誰を尊敬していたのだ。答えは「いなかった」が正解だろう。
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