市販の風邪薬で副作用死があることをはじめて知った。市販の風邪薬「コルゲンコーワET錠」を1週間に42錠服用、この副作用「スチーブンスン・ジョンソン症候群(SJS)」で死亡した人がいるのだ。このSJSの症状は、解熱剤などの副作用で全身に水泡が出来るなどの症状が特徴であると言う。「厚生労働省によると、SJSは国内で年間300例前後の発症例が報告され、内一割弱が市販薬による」(13日 朝日から)数は少ないとはいえ、市販の風邪薬にも副作用があることを知っておくべきである。知らないことは時として恐ろしい結果を生むことになる。 この風邪薬で死亡した女性デザイナーの遺族は、製造元の「興和」と販売元の「興和新薬」を相手取り、総額1億5000万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。この女性(31)を診察した皮膚科の医師が「コルゲンコーワの副作用によるSJS」と説明しているのだ。それにしても、1998年2月初期にコルゲンコーワを服用、同月10日に入院、9月に入って皮膚や粘膜のただれが激しくなり、その後中毒性表皮壊死(えし)症に移行して死亡している。市販の風邪薬に、副作用の表示がなかったことが裁判の焦点になるようだ。それにしても、皮膚がただれ、皮膚が壊死する恐ろしい副作用だ。
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