『日々の映像』

2002年12月30日(月) 保守新党14人で結成

 鳩山前民主党代表の新党構想は白けたものだった。鳩山氏が辞任に追い込まれ、菅氏が再び代表に返り咲き、これで一件落着かと思っていたら、熊谷弘前副代表らの離党騒ぎが始まった。そうでなくとも、民主党は支持率が低下しているのに今回の離党騒ぎは大きなマイナスに働くだろう。

 25日保守党議員九人と民主党を離党した5人による保守新党が結成された。その代表に民主党の副代表でもあった熊谷弘氏が就任したことにかなりの違和感を持った。

 同氏は民主党の論客として、公明・保守を徹底的に批判してきたのである。保守党については「入閣だけが目的の悲しい政党」(26日 朝日)と攻撃していたのである。その悲しい政党と攻撃して来た保守党の皆さんと保守新党を作りその代表に就任するというから、通常の理解を超える行動のように思う。

 更に、ガッカリしたのは、与党攻撃を重ねて来たことについて、与党三党首会議で「愛国の精神で言ったことで、水に流して欲しい。心からお詫びを申し上げたい」(同)と謝罪したという。この保守新党の動きを国民の大半は冷ややかに見ているのではないだろうか。民主党内では離党予備軍がいるようだが、その行動は選挙の時まで待つのが常識だと思う

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石田ふたみ