『日々の映像』

2002年12月24日(火) 闇金融は3000業者に及ぶ

 法律はあっても悪は社会のいたるところに根を張っている。その1つが闇金融業者だ。「法定金利をはるかに超える高金利で貸付する闇金融業者の増加」(20日 毎日)に歩調を合わせるように家出人が増加しているのである。「取立てが怖くて自宅に帰れない」という闇金融の被害者が急増している。

 このような闇金融からお金を借りる人も責められる面もあるが、法定を大幅に超える金利を巻き上げようとする行為は許されない。

 問題はこのような被害に遭っている人がどこにいけばよいかである。19日の毎日で、全国闇金融対策会議(代表幹事・宇都宮弁護士)が闇金融業者1800業者を告発したことが報じられていた。この告発は最終的に3100業者に及ぶ見通しであるという。

 この詳細の報道がないので短絡的なことは書けないが、少々の矛盾を感じた。その1つに、闇金融の被害者は、弁護士事務所へ行くしかないのだろうか。法律の番人である警察は、このような正式な告発がないと捜査しないのだろうか。

 高金利の貸金業規制法の違反内容は単純なものだ。法定金利を超える金利の請求又は電話での恫喝のテープがあればよい。警察または行政のメールで被害の届けが出来るようにしたらどうかと思う。何らかの対策で悪が繁殖しないようにしなければならない。

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ