『日々の映像』

2002年12月14日(土) 民主党代表選代表に菅直人氏を選出 

民主党の鳩山氏の辞任が決まってから、同氏に対する辛らつな批判が多く報道されていた。「これほど哀れな新党構想と党首の辞任は見たことがない」などである。

 民主党と自由党との新党構想が浮かび、そしてしぼんでしまった。これを主導したのが鳩山氏というから「鳩山氏は、戦後最低最悪の政党党首だった。判断も出来ず、常に決断を誤る」(プレジデントから)と批判されても仕方がないだろう。

 民主10日夜両議院総会を開き、菅直人前幹事長を後継代表に選出した。菅氏が104票、岡田氏が79票であった。「菅氏が大差で勝利した背景には、党内から支持率の高い小泉首相に対抗できる選挙の顔としての役割が求められたことが大きい。

 菅氏が事前に幹事長に岡田氏を起用することを明言したことも保守系議員や若手議員の支持を集めた」(10日朝日から)疑問に思うことは、この代表選に当たってこれと言った政策論争がほとんど聞こえてこないことだ。

 もっとも民主党が自民党と政策的にどこがどう違うのかも国民ははっきりと分からない。これが衆参で183人も抱える民主党の支持率が8〜4%になる最大の原因のように思う。菅党首の新たな船出も、保守系議員の離脱の動きがあり、支持率上昇は難しい。

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石田ふたみ