エイズのことはここで2度程記述したが、12月1日が「世界エイズデー」であることは知らなかった。エイズデーが定められたのは、エイズウィルス(HIV)の感染防止が目的である。
このHIVの感染者は、さまざまな運動にかかわらず、減るどころか急速に拡大している。「感染者数は途上国を中心に4200万人で、対策を講じないと、2010年には倍増する」(読売)という。
4200万人の2倍といえば8400万人で、人類の70人に1人がエイズに感染するという予測である。国連が「人類にとって最大の危機」と敬称を鳴らすのも当然なのである。地球上の人類の増加は、このエイズ菌によって止められる情勢なのだ。
日本の感染者はどうなっているのだろう。他の先進国で新規の感染者が減少している中で右肩上がりで増え続けている。
現在掌握されている感染者は5000人であるが、厚生労働省の研究班は「2010年には5万人近くに達する」と予測している。このHIV感染は、ある段階までじわじわと増え続けた後爆発的に拡大するという。
最も心配されているのが、現在すでに4割を越えている若者の感染だ。背景は不特定多数の性的接触など、無防備で無軌道な性行動がある。中学生段階から徹底したエイズ予防教育を行なわないと、感染の爆発を防ぐことが出来ないようだ。
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