2002年11月29日(金) |
児童虐待する親失格の大人 |
昨年まで毎年2〜3回は児童虐待のことを書いた。子供を虐待する親失格の大人が激増している。この虐待の相談件数は、昨年度は「約2万3千件」(11月25日読売りから)で、ここ10年でなんと20倍に増加しているのだ。 親から虐待され表面に現れた件数がこれだけあるのだから実質はもっと多いことはここで言うまでもない。悲惨な児童虐待が後を絶たないのだから痛ましい限りだ。
幼い命を守るには、問題の親から引き離して保護する必要がある。子供を預かる児童養護施設は全国「550ヵ所」(収容人員約3万3000人)でどこも満杯状態であるという。
これから更に保護しなければならない子供の増加を考えると、もはや、国の施設だけではどうにも対応が出来ない。
保護しなければならない子供が激増しているのに、里親に育てられている子供は2000人とこの25年間で4分の1になったという。
「厚生労働省もようやく里親制度を見直し、児童相談所に里親対応専門の職員を配置する」という。日本の施設養育が限界に来ているのだ。子供の保護と共に、親失格の大人を再教育する対策が必要だ。
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