2002年11月24日(日) |
株式市場に真空状態(市場の死)が起るか |
地価の下落がおびただしい数のゾンビ企業を生み出した。この地価が更に下落する条件が多くある。最大のガンは、土地の流通と保有に多くの課税があることである。
バブル時に成立した土地保有税が未だに残っているのだから信じられない。過去に多くの土地を保有した企業が、この評価減と保有コストでゾンビ企業になってしまった。
株式市場の下落は、株式を大量に保有していた銀行と機関投資家(生保など)をゾンビ企業に変えてしまうほどの威力を発揮する。
今まで何回も書いたが、来年1月1日から実施されるわけの分からない新証券税制では、益々個人投資家が証券市場から撤退していくだろう。
そもそも日本の証券市場は、個人投資家を軽視した中で形成されて来たのだ。売買の中味を見ると(12月16日プレジデントから)次のとおりだ。
1、証券会社の自己売買 160兆円 1、外国人投資家の売買 120兆円 1、銀行を含む国内法人の売買 70兆円 1、個人投資家の売買 50兆円 合 計 400兆円
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