2002年11月17日(日) |
イラク、怒りに満ちた受託書簡 |
ここのところ、いつ戦争が始まるか分からないような情報が溢れている。イラクの大量破壊兵器が問題となっている。このような時にイラクがトルコ企業に神経ガス解毒剤を大量に発注していたことが明らかになった。
トルコのある会社が受けた注文は100万服分と通常の使用量を上回る」(11月12日 読売HP)というから、化学兵器を使用することを前提としたものだと非難されても仕方がない。
イラクが、大量破壊兵器査察に関する国連安全保障理事会の決議を受諾した。決議された内容は「イラクに対して、即時・無条件・無制限の査察受け入れを迫った。・・・大統領宮殿も査察対象とする他・・・」(11月15日 毎日)とあるように、イラクにとっては厳しい内容だ。もはやイラクは査察を逃れることが出来ないというのが国際社会の受け止め方になったようだ。
このような国際社会の流れの中で、アラブ連盟の外相会議までイラクに決議受諾を求めたのであるから、フセイン大統領は四面楚歌の中で受諾せざるを得なくなった。
しかし、アナン総長宛の書簡には米大統領を批判し「邪悪な決議を採択したのは恥知らずだ」(14日朝日HP)と。順調に査察が進むとは思えない。いつ米英の攻撃が開始されるか分からない
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