『日々の映像』

2002年11月15日(金) 北朝鮮、生物兵器の保有を認める

 アメリカのケリー国務次官補が訪朝した際、金正日(キム・ジョンイル)総書記の側近の1人が「北朝鮮は核兵器以外にもバイオ(生物兵器)でも何でもある」(11月14日毎日)と述べたという。

 このような発言でアメリカが恐れるとでも思っているのだろうか。アメリカの主な負担で毎年50万トンの重油提供を受けてきたのである。その国が核も生物兵器もあるぞ!といって何の益があるのだろう。

 米政府は、北朝鮮への重油提供の凍結の方針だ。後は朝鮮半島エネルギー開発機構の主要メンバーである日本と韓国がどうするのかにかかっている。少なくとも、日本と北朝鮮との関係は緊迫した場面の連続になる気配である。

 今日のソウル伝によると、北朝鮮は5人の拉致被害者を北朝鮮に戻さない日本政府に対して「合意に背いて朝日関係改善に新たな障害を作っている。日朝協議の無期延期を含め、重大な結果が生じることを知るべきだ」と警告している。

 16日の朝鮮中央通信によると、日本が過去の清算より拉致問題を優先させていると批判し、ミサイル発射問題について「これ以上、度量を見せる余地がなくなりつつある。」(毎日から)といっている。

 やや感情的な記述となるが、発射実験の保留が困難になったのであれば実験をやればよい。このような幼稚な脅しでは何も得るのもはないと思うのだが。・・・・

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石田ふたみ