2002年11月14日(木) |
ウサマ・ビンラディン氏の見解 |
カタールのアラビア語衛星テレビ「アルジャジーラ」が、米同時テロの首謀者、ウサマ・ビンラディン氏のものとみられる録音メッセージを放送した。このテープで同氏の生存はほぼ確定的になったようだ。
同氏はテープの中で「クウェートの米兵銃撃事件、インドネシア・バリ島での爆破・ヨルダンでの米外交官射殺など一連のテロを称賛した」(11月13日 毎日)という。テロを絶対悪とする立場の人達から見れば、ビンラディン氏は悪魔のような存在に映ると思う。
ビンラディン氏は、英国・フランス・イタリア・カナダ・ドイツ・オーストリアを名指ししながら「あなた達の国は、米政府がこの時代の最大の虐殺者であることを知らないのか。なぜ、あなた達の政府は米国を支援するのか」との見解を示している。
ブッシュ大統領から見れば、ビンラディン氏はテロの首謀者だ。ビンラディン氏から見ると、米国こそこの時代の最大の虐殺者と映っているのだ。
ブッシュ大統領の正義に疑念を持つ動きがある。「英国民の3分の1が、ブッシュ大統領の方がフセイン・イラク大統領よりも世界平和にとって脅威と見ていることが、世論調査によって分かった」(ロイター)イギリス国民は、ブッシュ大統領に厳しい評価を加え始めている。
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