2002年11月07日(木) |
特殊ガスの威力(射殺の瞬間) |
アメリカで臨死医学と言う分野の研究がある。5〜6年に読んだ記憶なので記述するのもおこがましいが少々その内容に触れてみたい。
臨死医学は人間の死の瞬間はどのようなものかを探求する学問である。多くの臨死体験者(一度死に臨んで生き返った人)の声をまとめると、おおよそ次のようになると言う。
死の瞬間魂が肉体からスーと離れる。そして、自分の死を悲しむ家族などを少し上段から見下ろすというのである。
モスクワの武装集団全員の射殺と118名の死亡は衝撃的な内容であった。ガスを吸い込んだ瞬間に意識を失ったという生存者の証言である。よって、武道集団の40名余りは「反撃する事もなく射殺された」(10月3日 毎日、記者の目から)のが実態であろう。
強行突破した特殊部隊に1人のけが人もいないことからほとんど抵抗がなかったことを客観的に証明している。
武装集団はどのようなプロセスで死に至ったのだろう。意識を失っただけで魂が肉体から離れたとは考えられない。意識を失ったまま射殺されたのである。うまく魂が肉体からスーと離れただろうか。そして、彼らは仲間の肉体が次々と射殺される様子をしっかりと見ていただろうか。真実は死者の証言によるしかないのだ。
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