2002年11月06日(水) |
自動車大手3社最高益に |
トヨタ・ホンダ・日産の大手3社が上半期としての最高益を記録している。中でも10月23日の日産自動車の業績予測修正は、衝撃を感じるほどの内容だ。
03年3月の売上は「当初見通しより4.6%増の6兆800億円、営業利益は30.1%増の7200億円、最終利益は28.9%の4900億円」(10月23日 毎日から)と発表した。 なにしろ、営業利益の割合は10.6%で、トヨタ、ホンダを上回る高収益体制を実現したのである。
最も信じ難いような出来事は、日産の借金が減少するスピードである。「99年3月期で2兆円超だった有利子負債は、今年3月末で4317億円だが、9月末に2740億円来年3月末に800億円に減らし、03年度にはゼロにする」計画になっている。
日本の企業の中でこれほどの変貌を遂げた例はなかった。それだけにリーダーであるゴーン社長の株は益々上昇するばかりである。
ゴーン社長は、ブラジル生まれでまだ48歳である。以前に記述した「日産180」の計画達成が確実になり、その存在感は桁外れのものだ、ゴーン氏は3年後に親会社のルノー社長に就任することがほぼ内定している。
次期日産の社長は、ゴーン氏が日産生え抜きの日本人を指名すると言われている。これからもゴーン氏のドラマは続く。
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