| 2002年09月05日(木) |
犯罪の激増にどう対処する |
テレビで知名度のある政治家、評論家が登場して、社会の深刻な問題から目をそらしてもっともらしい話をする。こんな映像を見ると、時には怒りを感じることがある。例を挙げれば日本の刑法犯の激増だ。日本で年間280万件の刑法犯が生まれる。テレビに登場する日本の指導者から、これらの問題に対する所見、対策などを聞いたことがない。
日本は1人暮らしの老人家庭を含めて4500万世帯しかないのである。この世帯に対して、6%に相当する280万件の刑法犯が1ヵ年で発生している。これだけ増えれば警察組織だけではどうにもならない。
この刑法犯がこれからも増加していく気配である。これらのデーターに対して、ある種の戦慄を感じないようでは、社会の指導者などとは言えない。特に「お年寄りや障害者をターゲットにした犯罪」(8月28日 毎日の社説から)の増加などは、戦慄すべきことである。
本来社会全体で守り支援しなければならない人たちに攻撃を加えるのだから言語道断だ。しかし、現実は人の 顔をした獣に近い人間がうようよといるのだ。このような獣に近いに人間を産み落としていく日本の社会に指導者層は戦慄すべきだ。
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