『日々の映像』

2002年09月03日(火) 私立大学の3割定員割れ

 時代はいったい誰が動かすのだろう。特定の主役はいないようであるが、強いて言えばやはり国民1人1人なのであろう。時代がどのように変わっていくのか。気付いた時は、時代の流れに対応できず解散に追い込まれる企業、非営利法人が続出する時代だ。

 日本学校振興事業団の調査によると、私大の3割が定員割れとなっている。このような状態であるから、よほど低い学力でなければ、ほぼ全員が大学に入ることができる。よって、この大卒のレベルが相対的に低くなってくるのは当然だ。

 8月16日に大卒の5人に1人が無業者であることを書いたが、卒業生個々人の学力、人間的なレベルが無業者にしている側面も否定できない。

 グローバル化した現代にあって、外国の大学の卒業生に対する企業の評価は高い。8月26日の毎日の報道によれば、駿台の予備校では、受験生の3割が海外の進学を検討しているという。少子化と海外大学への進学者の増加で、社会的にその存在が否定される私立大学が続出して来るようだ。

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石田ふたみ