『日々の映像』

2002年08月06日(火) 悲しい「ワン切り」業者

 ワン切りの迷惑を体験しない人はおそらくいないだろう。7月末に大阪でまた大規模な通信障害が起こった。

 業者はウォー・タイヤラと呼ばれる特殊なソフトを使って、携帯電話に自動的に発信する。この発信の回数がすさまじいのだ。「前回障害時は発生直前で3分間に約9500回、今回も同じく8000回発信していたことが分かった」という。1業者でこれだけの発信をするのであるから、この2倍、3倍となったら通信網が麻痺する。最終的には法的に規制することになるのだろう。

 それにしても、通信網にただ乗りし、アダルトテープなどを流して利用料を請求する。社会通念としても許されない。無知な青少年を相手にして、金さえ儲かれば何をしてもよいと思っているのだろうか。精神の貧困さを映す悲しい映像だ。

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石田ふたみ