『日々の映像』

2002年07月24日(水) 日本郵政公社 来春に発足

 国鉄の民営化以来16年ぶりに巨大公社が来年4月に発足することになるようだ。なにしろ、表(7月1日 日経)のとおり、郵貯残240兆円、簡保資産120兆円という規模である。預金量で言えば、日本の大手グループの合計とほぼ同じだ。簡保資産残高もここで補足するまでもなく、日本の大手生保の合計より多い。

 ただ、この郵貯・簡保の合計資産360兆円がどこへ行っているのかとの公開がない。この360兆円が総べて国民からの預かりである以上もっと情報を公開すべきである。

今は郵貯と簡保の信仰が続いているが、果たしていつまでも続くのだろうか。貯金保険料、税金などが「年5000億円」(同)免除される郵政公社。この過大特典に民間から批判が出るのも当然といえる。

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ