『日々の映像』

2002年07月16日(火) ゲームで頭がおかしくなる

 毎日2時間以上テレビゲームをしていると、人間らしい感情や創造性をつかさどる大脳の前頭前野がおかしくなるようだ。以前にもテレビゲームの弊害は時折指摘されていたが、引用した記事(7月9日 毎日)のとおり「ゲームでは視覚と運動の神経回路だけが働き『考える』ことが抜け落ちる」というから恐ろしい限りだ。

 特に記事のとおり、いったんゲーム脳になると、「ゲームをしなくてもベータ―波は常にゼロに近く、前頭前野がほとんど働いていない事を示した」というから驚くべきことだ。視覚と反射運動だけは出来るが感情のないロボットのような人間が出来上がることを示唆している。日大教授は脳を次の四種類に分類した。

  ノーマル脳   ベータ―波が健全(活発)
 ビジュアル脳   テレビを多く見る人の脳
  半ゲーム脳   ベータ―波の活動のレベルが低下
   ゲーム脳   ベータ―波が常にゼロに近い

 毎日2時間読書の世界へ旅立ったらどうなるだろう。考える力が増え、感情が豊かになり創造性のある輝く人間になると思うのだが・・・作者との対話を知らない人はさびしい。

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石田ふたみ