| 2002年07月15日(月) |
バナナの健康増進効果 |
バナナほど手軽な食べ物はない。バナナの人気は輸入量で表われている。「00年は108万トンで1972年の最高記録を塗り替えた」(7月6日 日経)という。108万トンといえば、国民1人当たり8キロのバナナを食べていることになる。なんと言っても手軽に食べられて、100グラム当たり86キロカロリー他さまざまな栄養素が含まれている。
このバナナの人気の理由は、免疫力を高める効果があるためのようだ。バナナを食べると免疫をつかさどるマクロファージ(白血球の1種)が増えるという。 少しややこしいが引用してみよう。「マクロファージが分泌する腫瘍壊死(しゅようえし)因子(TNF)が増える割合とバナナの関係を調べた。TNFは、ウィルスやガン細胞を殺す働きを持つ。バナナ果汁を与えたマウスのTNFの量は、生理食塩水を与えた例より100倍以上も多かった。・・・ガン治療薬に使われている免疫賦活剤より高かった。」(7月6日 日経 帝京大学薬学部山崎教授らのデータ―)という。
1つだけ補足すると、バナナの皮に黒い斑点が現れる時期に食べるほうが免疫力を高める効果が強いという。 5月30日に記述した納豆といい、身近な食べ物に驚くほどの薬効があり、まさに食薬一体といえる。
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