今年1月8日、米国産の大豆が日本の港渡しで、1トン197ドル(25610円)であることを記述した。日本の港渡しでの価格が60キロ当たりでわずか1540円の価格なのだ。それでは、アメリカの大豆農家の受け取り正味価格はいくらになるのだろうと溜息混じりに記述した。
詳しくは省略するが、アメリカから到着した大豆が、港湾・貯蔵・輸送経費などが加算されて、国内で流通している価格は表(6月13日 日経)のとおり、非組換え大豆で1トン当たり62000円である。この価格でも10キロ当たり620円で、日本の米(平均10キロ3500円)20%弱の価格だ。
先月の余録に納豆のことを書いた。1日1パック(50グラム)を食べるように心掛けている。この納豆を3パック50円で売っている。妻がどうしてこんなに安いのだろうと言う。それではと思い50グラムの大豆の原価(1トン62000円換算)を計算してみた。すると、納豆1パックの大豆の原価は3円だった。
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