『日々の映像』

2002年05月27日(月) 精密関連企業も最高益 

 大手自動車メーカーの営業利益を表(5月21日 毎日から)から集計すると、2兆3205億円となる。これは過去最高益なのだ。税引き後の純利益も1兆377億円という膨大な数字だ。「03年3月期は5社合計の純利益が1兆6000億円と前期比17%増の見通し」(5月21日 日経から)というから、まさに日本の産業の柱であるといえる。

 自動車産業に続いて、事務機や光学機器を手がけるキャノン・リコーなどの業績も好調だ。「複写機は光学や化学などの独自技術が組み合わさり、韓国や台湾などのアジア勢も容易に追随できない。半導体など中核部品も社内で生産している」(日経から)と技術で世界を圧倒している。

 特に有名なのは、オリンパス光学工業の医療向けの内視鏡だ。「内視鏡は欧米で知名度が高く、世界のシェアは約7割」と言うから凄いものである。日本の精密関連企業は、高度な技術力が基盤となって、高水準のシェアを確保しているのだ。

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ