『日々の映像』

2002年05月28日(火) 輸入牛肉の割合

 輸入されて来る牛肉は「38.5%」の関税がかかっている。それでも輸入牛肉が安く、国産は高いのである。よって、雪印食品のような偽装事件が起こる。それにしても、雪印食品の元専務・常務らが5月19日に逮捕されているから、会社ぐるみの詐欺事件であったことになる。前頭検査前の国産の牛肉だといって、輸入肉を持ち込んで1億9600万円も騙し取ったというから、いかにも大胆な違法行為である。

 日本国内で消費されている牛肉は、150万トン台である。この内「00年度は105万5000トン」が輸入されている。消費量全体の67%を輸出品が占めている。 38.5%もの関税がかかっても、輸入品が増加の一途を辿っている。「輸入元は米国が最も多く、オーストラリア・カナダと続く」(同)日本は飼料の99%をアメリカなどからの輸入に頼っている。飼料を輸入するのか、牛肉を輸入するかの選択のようだ。畜産の分野も国際競争力がないことがありありだ。
      

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石田ふたみ