『日々の映像』

2002年05月24日(金) オリックス人材・中高年1000人の雇用計画

 大企業を中心に中高年の正社員を削減する圧力は依然として強い。特に5月20日記述した建設業界の中高年削減の圧力は厳しい。このような中で「オリックスは人材派遣子会社を通じ、50〜60代の中高年1000人を雇用する」(5月15日 日経)という。専門知識を持ちながら雇用されていない中高年をグループ企業(40社・正社員1万人)の即戦力として活用するというから素晴らしい。

 勤務形態も「1日おき、週に数時間といった契約も認める」というからかなりの柔軟さといえよう。グループ内のみの派遣ではなく、グループ外への派遣も始めて、5年後に500人の派遣を見込むという。

 人材派遣の市場規模はますます拡大するように思う。総務省の調査によると「01年8月の派遣労働者の数は45万人、派遣会社7347社の売上は1兆2847億円」(同)である。専門知識を持っている中高年が会社の中で大きく活用されていくことが必要だ。

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石田ふたみ