| 2002年05月12日(日) |
消費者金融の収益と自己破産 |
97年にこの日々の映像を書き始めてから、毎年消費者金融の実態を記述してきた。何らかの理由で、消費者金融からお金を借りる庶民は一体どれだけの人数になるのだろう。大手4社の営業収入(庶民から受け取った金利)の合計が実に1兆7667億円になる。金利は少々下がったが、まだ年24%という水準である。こんな高い金利でも借りなければならない人たちが多い日本が豊かといえるのだろうか。 法的な破産手続きを取った02年だけで「17万3000件と過去最多を更新」(同)している。98年からのわずか5年で、自己破産した人の合計は60万人を超えているのだ。これらの問題がテレビなどで大きく取り上げられないのが不思議だ。
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