『日々の映像』

2002年05月07日(火) 初任給据え置き97%

 労働問題に詳しいシンクタンク、労働行政研究所の調査によると、表(5月6日日経から)のとおり初任給を据え置く企業の割合は「96.1%を占める」(同)という。95年から01年まで、初任給を据え置く企業の割合は、40%から60%であったが、02年度は前記したとおり96%という異例の高水準になっている。これも日本の社会を映し出す一断面であることは確かだ。

 4月入社の初任給の水準を表のとおり引用した。ここに前年比上昇額とあるのは、4%の企業が初任給を上げたため少々の上昇となっているが、ほぼゼロと同じである。大卒の20万464円は、92年と比較すると1万円しか増えていない。

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石田ふたみ