| 2002年05月06日(月) |
検証・参院新潟補選 自民衝撃的な敗北 |
4月28日に行なわれた参院新潟選挙の結果は、衝撃的とも言える得票差で野党推薦の黒岩宇洋氏が当選した。自民の塚田氏の得票が33%余りしかないことは、「自民系としては戦後最低のレベル」(同)であるという。この原因について、さまざまな分析が行なわれてきた。 次に引用する自民県議の証言が自民敗北の原因を最も的確に捉えているように思う。「候補者の資質以前に県民に「自民ノー」の感情があった。政治不信によって、有権者は結果的に自民党に不満をぶつけてきた。誰が出てもこの流れは変えられなかった」(同毎日から)
これだけ自民政治家の秘書の逮捕が続けば、有権者が自民ノーの行動を取るのは当然のように思う。この他にも集票組織であるはずの建設業界の冷え込みも大きく関係しているように思う。新潟鉄工所の破綻の後、3月には長岡の建設会社「小杉組」が30億円の負債で自己破産、「4月25日には新潟市の建設会社『吉川組』も自己破産」(同)などの現実も少なからず影響を与えていると思う
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