『日々の映像』

2002年04月23日(火) シャープ太陽電池コスト半減

 4月20日に日本は再生していくのか、衰退していくのかとの視点で記述を行なった。結論としては再生していく分野(企業)もあれば、衰退していく分野(企業・業界)もあるのが現実なのだろう。桁外れの技術と物作りの企業は、益々発展していくように思う。

 4月19日の日経で2件の報道が目に止まった。その1つは、ソニーが世界最少・最軽量のノート型パソコンを4月27日に発売する。幅約18.5センチ・奥行き14センチだ。

 今までノート型パソコンはかなりの重量があったが、ソニーの発売するこのパソコンは、最大4時間駆動するバッテリーを装着した状態で820グラムであるという。
 
 もう1件のニュースは、シャープの太陽電池だ。現在の価格の半分に抑えられる次世代型太陽電池の実用化にメドをつけたという。「出力3キロワットの住宅屋根用なら、現在の約200万円が100万円程度になる」(同)という。これによって、発電コストは、1キロワット当たり70円が半減する。現在の電気料金は1キロワット当たり25円余りなので通常電力料に近づいていけば、かなりの需要増が想定される。太陽の無限のエネルギーを電気に変えるもので、発電に際して温暖化の原因となるガス(二酸化炭素)を出さない。これらの技術が進化していけば、世界的にどれだけ需要があるか計り知れないと思う。

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石田ふたみ